オープンラボトークで「研究&取り組み」の紹介をしました。

はじめに

2018年4月に着任してから半年が経ちました。

少しずつではありますが、教職員の方々や学生のみなさんとの距離が縮んだ気がします。

同時期に着任した、板垣先生小松先生、森本さん(プロトタイピングルーム職員)、富江さん(プロトタイピングルーム職員)らと一緒に、1か月に1回くらいの頻度で「お互いの研究や取り組みを紹介し合う」という主旨で「オープンラボトーク」なる交流の場を開催しています。

今回は福本の担当回




10月2日に開催されたオープランボトークは福本の担当回で、博士論文の話を少々と防災トランプの体験をテーマに開催させて頂きました。

今回から津村先生も加わって、今後いろいろと興味深い話が聞けそうで楽しみです。

さて、本ブログでは防災トランプの体験に関する話を紹介しようと思うのですが、

この写真を見てください。



楽しくトランプやっている様子が伝わりますよね。


…ではなく、気付いた方も多いと思いますが、



「小松先生腕折れています。」



調査中の怪我とのことでした…。



今回、小松先生は安静にするため見学かなと思いきや、プレイされるとのことで参加頂きました。

193というゲームをベースに遊んでいる様子なのですが、指定されたカードのときにカードを取るアクションを伴うゲームのため、もう片方の手が怪我しないかヒヤヒヤしておりました。

特に、板垣先生、パワー派のようでカードを取る際にプロトタイピングルームの机がガンガン揺れておりました。


[memo title=”防災トランプについて”]
ちなみに防災トランプは、トランプの進行軸に従って、カードに記載されている様々なお題について話し合う場がつくれるトランプです。お題について話し合うとババ抜き(通常次に1枚引かれるものが2枚に増える)や神経衰弱(間違えた時にもう一枚めくれる)などの通常ルールが少しだけ勝ちやすくなるボーナスが貰えるルールが追加されており、話し合いのインセンティブとなっています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
[/memo]



様々な話題が出たのですが板垣先生の印象的なエピソードを1つ紹介させて頂きます。

「犯行予告があった」というお題についての話です。
以下、板垣先生の語りになります。



これ、脅されたって話でもいいですか?


僕がエチオピアに個人調査で滞在していたときのことなんですけど、夜19時くらいだったと思います。
ハンバーガーショップに向かって歩いていたら、後ろから二人組がつけてきました。
「つけられているな」と感じたので足早に向かったのですが、追いつかれ、捕まり、路地裏に連れていかれました。
で、銃を突き付けられ、お金を要求されていることがわかったので(エチオピア語)、渡した後に解放されました。
結構冷静に対応できたんですけど、なぜかというと「銃」がAK47で民間人の多くが所有しているものだったので、見慣れていたというか、不思議と冷静でいられたのだと思います。
それ以外の銃だったら、もっと怖い思いをしていたと思います。(板垣先生より)



おわりに

板垣先生の話を聞いて、銃が日常化する感覚を少しだけ実感しました。

どんな銃でも怖いものは怖いですが、国外滞在時にはこのような事件が起き得ると肝に銘じたいと思います。


そのほかに津村先生から「東日本大震災後の文化財修復に関する話」や、小松先生から「教え子が被害にあった不審者の話」など様々な観点から実際にあった話を聞くことができました。

自分一人の体験では、物事の捉え方がとても限られていて、普段から、様々な人と対話を通じて情報共有しておくことでいろんな角度から物事を捉える思考が習慣化することを実感しています。

やはり、教員の方々の体験やそのときの考えは学びになる内容が多く含まれていて、この場に学生がいなかったことが少しだけ悔やまれました。

今後は学生も交えて、みんなで楽しく話し合える場づくりができるとよいなと思っています。


次回のオープンラボトークは小松先生の担当回なので、どんな話が聞けるのか楽しみですね。

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この記事を書いた人

「コミュニティデザイン」、「都市防災・防災まちづくり」、「教育方法・教材開発」の分野における研究や実社会への適用を行っています。 特に、「災害から地域が自律的に復旧する仕組み」の実現に力を入れて取り組んでいます。

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