自分に自信のない私が履歴書を添削して頂いた話

はじめに

こんにちは、菊地です。

先日、第一志望の設計事務所より、無事、内定を頂くことができました。

私の就活が一段落したところですので、僭越ながら今回は就職活動の履歴書について書こうと思います。



自信のない人間にとっての履歴書

まず、私は私自身に自信がありません。


過去に「自信持ちなよ」という根拠のない言葉を何度もかけられその度に自信をなくしてきました。


キャリア実習では就活のために自分を見つめ直し長所を探すよう耳が痛くなるほど言われ続けましたが、そんな自信のない人間に自分の長所なんて書けるか、むしろ短所しか出てこないわ!と、卑屈になりながら嫌々履歴書を書き始めました。



それでも最初は自分で書いてみた

「志望動機」「自己PR」「趣味や特技、得意科目や専攻科目」を自力で時間をかけて書き切ったものの、表面的でふわふわした内容になってしまいました。

文章も一貫性がなく、読み返してみて何が伝えたいのかわからないという印象を受けました。



添削を依頼してみた

さすがに、このまま提出するのはまずいと感じ、研究室に飛び込み福本先生に添削をお願いしました。



自分で書いてみた履歴書を見せたところ、「どんなところが困っていると感じているの?」と問いかけて頂き、以下のように整理頂きました。


[memo title=”添削前に困っていたこと”]

  • 内容が表面的でふわふわしてしまう
  • 文章に一貫性がない。
  • 何を伝えればいいかわからなくなる

[/memo]



次に、なぜこうなってしまったのかを考える機会ともなりました。


[memo title=”困っていたことが生じた原因”]

  • 履歴書が何を伝えるものか、相手が履歴書から何を読み取ろうとしているかを考えていなかった
  • 自分の長所が具体的にわかっていなかった

[/memo]
大きくは、上記二つが問題としてあげられました。




そもそも履歴書って…

「履歴書」とは企業の募集に応募した人材を選定するための材料の一つです。

であれば、企業に選んで頂くには、企業が欲しいと考える人材であることを履歴書を通して伝えなければいけません。


企業はどんな人材を必要としているのか。


自分のことばかり考えていた私はそこに思考が回りませんでした。



添削の助言内容

福本先生から聞かれたのは主に「私の体験談」でした。

履歴書を提出先の企業は3年の春にインターンシップでお世話になり、その後も二度バイトとして呼んでいただいたこともあり、インターンシップの中で企業から見える長所を書くことをアドバイスしていただきました。



これを素材とすることで働くイメージに直結しやすい内容を書くことができました。



今回、私が志望する企業が欲しい人材としてあげたのは、

  1. 長く仕事を続けられる
  2. 指示にきちんと従う
  3. わからないことがあればきちんと聴き返す。

1は会社説明会の時に実際に聞いた人事側の希望でした。

2,3はインターンシップでの経験を考慮した上で自分がほしいと思う人材としてあげました。


建築の設計という専門性が高く責任のある仕事であるため、わからないまま進めたり、指示にはないような無責任な仕事をするような人は建築士として信用できないと考えました。



これらの企業がほしい人材の項目を、「大学の授業・課題」や「吹奏楽部として積み上げたもの」、さらに今現在所属している「コミュニティデザイン研究室で学んだこと」を自分の経験と絡めて記述しました。


自己の体験を具体的に書いたことで志望動機や長所の根拠が伝わり、説得力のある論理的な文章となりました。


また、より企業の立場に寄り添ったため、企業に雇いたいと思ってもらえるような内容に近づいたのではないかと感じました。



おわりに

先述しましたが、私は自分に自信がない方で、正直長所なんて無いと思いながら今回嫌々履歴書を書き始めました。


しかし、福本先生にご指導して頂いたことで自分一人では見つけられなかった長所に気づくことができました。

その長所は過去の経験に基づくものであるため、履歴書のみではなく次の面接への自信にもつながりました。


今回の履歴書は一人ではどうにもならなかったと感じています。

人に相談しづらいことだと思いますが、履歴書を書いていて少しでもつまづいたら勇気を出して相談してみると内定にぐぐっと近づけるかも?と思います。


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この記事を書いた人

【2019年度 卒業】福島県郡山市出身です。漫画・アニメに目がない大学生です。人見知りが激しいですが精一杯生きています。漫画・アニメを媒介とした福島の農産物の風評被害をテーマに研究を進めています。

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