おおた防災フェスで講演&ワークショップ

はじめに

東京都大田区の池上会館で開催された「おおた防災フェス」にて防災トランプワークショップを実施させて頂きました。

雨天にも関わらず、約100名に足を運んで頂けたのは主催頂いた東京JC大田区委員会の皆様のお力だと思います。ありがとうございました。





2016年にも大田区から防災講演会にて講師を依頼頂きましたが、東京都出身で、大田区の中学校を卒業した身としては、馴染みのある地域からこうしたご依頼をいただけることはとても嬉しいことだと改めて実感しています。


 


以前は年間60~70回、こうした講演やワークショップを実施させて頂いてましたが、昨年から授業や学生との面談で大学にいる時間がぐっと増え、年間10~20回程度に減りました。それでも、こうした機会に恵まれることには感謝しかありません。

場づくりから学ぶこと

 


世代や立場をこえてトランプを楽しみながら防災について話し合う場づくり、始めてから7年が経ちますが、未だに参加者の方から多くのことを学ばせて頂いています。




今回のワークショップで印象的な体験談は、「不審者が徘徊している」というお題に対し、参加者の方が「連続放火事件等がニュースで話題になっている時に、町内会の防災担当者をしていて、見回りを強化しようと話し合いを実施し、その後、見回り活動中に放火の現行犯で犯人を捕まえた。」という話でした。



 
しかもその犯人は「消防団に所属した方で重罪になった。」との話でした。地域にいる人と人のつながりが改めて火災予防につながることを実感したお話でした。




圧倒的多数の消防団の方はプライベートの時間を減らして地域防災に尽力されていますが、調べると消防団員が放火犯になってしまったケースが複数あることもわかり、中には常習性が見られる事案もあり、自分の常識を更新する機会ともなりました。






小さな取り組みですが、生活を振り返り、知恵を共有する機会として今後も地道に取り組みを続けていきます。



運営にご尽力頂いたみなさま、ご参加頂いたみなさま、支援頂いたプレイリーダーのみなさま、ありがとうございました。


イザカエルキャラバン



ワークショップ終了後に「防災を楽しく学ぶイベント」として「イザカエルキャラバン」が開催されました。

様々な防災にまつわるブース体験を通じて「ポイント」を入手し、





こうしたおもちゃやグッズと「ポイント」を交換することができるイベントになっています。



子どもたちがワクワクしながら、おもちゃを選んでいる様子を見て、

楽しい防災の可能性を改めて感じる機会となりました。










こちらの小学生は「防災トランプ」をひたすら集めて交換していました(笑)。

少し話を伺ってみたところ、近隣の小学校で「防災係」を担っていて、みんなで楽しく学ぶ場づくりをしたいとのこと。



面白い・面白くない、興味持てる・持てないがハッキリしている年齢の子どもたちに「面白い」と感じてもらえるのはとても嬉しいことです。


こうした楽しさをきっかけづくりだけでなく実用的な行動に結びつけられるように、今後も改良し取り組みに尽力したいと思います。

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この記事を書いた人

「コミュニティデザイン」、「都市防災・防災まちづくり」、「教育方法・教材開発」の分野における研究や実社会への適用を行っています。 特に、「災害から地域が自律的に復旧する仕組み」の実現に力を入れて取り組んでいます。

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