ミスミカンとは
和歌山で有名なみかんで、リバーシを作ってみました。
普通のリバーシは、駒が白と黒で違いがはっきりしていますが、このゲームは裏も表もみかんなので見分けがつきづらくミスしやすいデザインになっています。
ストーリー紹介
和歌山といえばみかん。
多くの人に田舎と言われている和歌山県にはみかんがあります。
でも、みかんを手にするときはほとんど見ずに口の中に放り込んでしまっているはず。
みかんひとつづつに個性があるという事を知ってほしい。
そこで、誰もが食べたことのあるはずのあの果物がゲームになりました。
みかんひとつひとつはへたの形や傷のつき方、大きさなど様々な見た目をしており、一つとして同じものはありません。その小さな違いを見わけて会話をしながらリバーシをする。
ゲームが終わる頃にはあなたもみかんの虜になっているはず。
ミスミカンのねらい
ほとんどの人がプレイしたことのあるリバーシを元に、和歌山特産のみかんのゲームを作ることで、地元・和歌山のことについて少しでも興味を持ってもらい、地元の活性化につながって欲しいという思いで制作しました。
セット内容
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①ミスミカンの実 64個
②ボードのパーツ 16枚 1セット
遊び方
[memo title=’対象年齢’]6歳以上[/memo][memo title=’プレイ人数’]2人[/memo][memo title =’プレイ時間の目安’]1プレイ15分〜20分程度[/memo]
- ゲームについて
このゲームは、1対1で遊ぶゲームです - 始める前に
ボードを組み立てて盤面を作ります。次に、さまざまなみかんの実がデザインされているチップを半分ずつ取ります - ゲームを始める
ボードの真ん中の4マスに表裏が交互になるように実を置きます。じゃんけんで、先攻後攻と表裏を決め順番に実を置いていきます - 勝ち負け
最終全ての実を置き終わった時に自分の選択した柄の多い方が勝利 - こんな時は
表裏を間違えてしまった場合は、1ターン休み
もし間違っていることにも気づけなかった場合はそのままゲームを進める
制作のきっかけ
大学入学をきっかけに、慣れ親しんだ地元・和歌山から離れて生活して行くうちに、あまり魅力を感じていなかった和歌山にもたくさんの素敵なことがあることに気づきました。
しかし、様々な人に和歌山について聞いてみると、住んでいる人も訪れたことのない人もどちらも「和歌山ってないもないよね」という人がとても多く、魅力を伝えきれていないことがわかりました。そこから、少しでも和歌山のことについて知ってもらえる、興味を持ってもらえるようなツールとして、和歌山県の特産物であるみかんを使ってゲームを作ることにしました。
制作のプロセス
「ミスミカン」の制作過程は主に以下の6工程となりました。
- みかんを使ってどのようなゲームができるか考える
- みかんの丸い形を利用したリバーシを改造したゲームの提案
- 簡易プレイのための試作品の作成
- 駒の柄を検討するために、実際にみかんを購入しそれぞれの形や大きさ、傷のつき具合、色に違いについて調査する
- 調査結果から、表裏合計126種類の柄の作成、駒のサイズの検討
- プレイするための盤面の検討、制作
この中で、126種類のみかんの柄を検討する際に、実物のみかんと見比べながら色合いについて検討しました。
また、少しずつ変化をつけるために、簡単に見分けられないように、また見分けづらくなりすぎないように工夫するのにとても時間がかかりました。
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おわりに
これまでの学生生活で、案を考えることからデザイン、ルールなどを一から考えて作り上げることができたのはこれが初めてです。
ゲームとして楽しめるように頑張ったので、少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。
今回作ったものをベースに、他の地域の特産物であったり食べ物で「ミス」シリーズを少しずつ増やしていきたいと考えています。