パットカタールとは
一言で説明すると「遊びながら自分を語ることができるカードゲーム」です。
ゲームをしながら自分を語ることで、楽しみながら相手と交流したり新たな一面を知ったりすることができます。
ストーリー紹介
「あの子と話してみたいのに恥ずかしくて話に行けない…」「もっと交流したいのにきっかけがない…」
そんな悩みを持った2人のの子がいました。
本当はもっと仲良くしたいのに、話すきっかけも勇気もない…
そんな悩みを持つ2人でしたが…
その翌日、片方の子が皆と仲良く話していました! とても嬉しそうな顔…!
「い、一体…ど、どうしたの…?」
「いやー、このゲームで遊んでたら皆のこともっと知りたくて色々聞いてたんだよね!
そして自分のことについても話してる内に楽しくなっちゃってさ!」
「そ、そうなんだ…(すごい別人みたい…)」
「お前も一緒にやろうぜ!皆と一緒にさ!」
6人皆揃ってゲームを始めるようです。
プレイヤーの皆さんもこの場に混ざったように、自分を語ってみましょう。
何を言っても自由です!
正解も間違いもない、ここには色んな性格の友達がいるのですから。
パットカタールのねらい
今回作った「パットカタール」は子どもの「話したいけど恥ずかしくて話せない」「もっと交流したいけど話すきっかけがない」という悩みに対して、背中を押してあげることをねらいにしています。
ゲームを楽しみながら、そのテンションのまま自分のことを語る。普段話さないような会話から面白い発見が生まれるかも…
自分の体験談ですが、子どもの頃はきっかけさえあればすぐ仲良くなりました。
例えば、異性と話すのが恥ずかしいという子ども。実際私もそんな子どもでした。(笑)
しかし、同じ班になり話していくうちにどんどん仲良くなっていきました。
そんな中で気が合うのに仲良くなったのが遅かったという経験は皆さんもあると思います。
このゲームを通じて、共感・発見から新たな人と人の繋がりを生み、子どものコミュニケーション力の向上につながる1つのモデルとなればと考えています。
セット内容
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遊び方
[memo title=’対象年齢’]8歳以上[/memo][memo title=’プレイ人数’]3〜6人[/memo][memo title =’プレイ時間の目安’]1プレイ20分程度[/memo]
- このゲームはお題に答えてカードを集めるゲームです。最大で6人まで遊べます。
- 準備をしよう
よくシャッフルして山札を用意します。 - さぁ!じゃんけんタイムだ!
じゃんけんをして勝った人から時計回りの順番になります。 - カードを引いてその場で皆に見えるようにめくろう!
山札から1枚カードを引き、その場で皆に見えるようにめくります。 - お題に沿った答えを早いもの勝ちで答えてカードをゲットしよう!
表と裏の組み合わせで早いもの勝ちで答えます。1番早く答えた人がめくったカードをもらいます。
例.「3」「か」→「カラス」 - ここで文字カードではなくお題カードだった場合、数字は文字数ではなく「会話のやりとりの数」となります。
例「4」「小さいころどんな遊びしてた?」
A.「かくれんぼしてたね」→1
B.「すぐ見つかる方だった?」→2
A.「そうだね、いつも最初に見つかってたよ…」→3
C.「どの辺に隠れてたの?」→4
→4回のやりとりOK
あとは話に一区切りついた段階でめくった本人が手を叩く。手を叩くと会話の終わりの合図となります。
めくったカードはめくった本人がもらいます。
これを繰り返し、山札が無くなれば終了です。 - こんなときは?
回答の発言が被った時
めくったカードはそのままにして、次の人が山札からカードをめくります。そこで答えた人が前の分のカードももらうことができます。
回答が間違ってた時
文字数など間違えた場合は一回休みとなります。
順番が分からなくなった時
直前にカードをもらった人から再開します。
最後の1枚の時
最後はその言葉から始まる文字ならば何でも大丈夫です。
また、お題についても会話のやりとりの数はめくった本人にお任せします。 - 得点を計算しよう!
カード1枚につき1ポイントです。
また、最後に山札に残っていたカードの色はボーナスポイントとなり、その色のカードを1番多く持っていた人にはボーナスポイントとして、3ポイント付与されます。
ボーナス色のカードを1番多く持っていた人が複数人だった場合は、そのプレイヤー全員に3ポイントが付与されます。 - 勝利を手にするのは…
カードの枚数とボーナスポイントを含めたポイントが1番多い人が勝利です。
ポイントが同じ場合は一度シャッフルし、サドンデスに突入します。この場合、お題カードは除いておきます。
制作のきっかけ
私は今まで色んな活動に参加してきました。
「気になったらとにかく参加しろ」をモットーに行動していたのですが、一つだけ懸念点がありました。
それは、色んな活動に参加してるだけで、自分が作る側・主催側にまわったことが一度もないということです。
やらなければと分かっていてもあと一歩の勇気が出ない。それが3年前期までの自分の状況でした。
後期になり研究室配属が決定し、ゼミも始まりました。
そんな中で、自分を語れるツールを作るという話をが出てきました。そこで自分はオリジナルゲームを作って自分を語るツールにすることを決めました。
正直課題以外での制作は初めてで戸惑いました。ですが、仲間と励まし合い、自分が作る側の一歩を踏み込むためにも制作を決意しました。
制作のプロセス
パットカタールの制作過程は大まかに以下の工程となりました。
- コンセプトを決める
- ルールやストーリーを大まかに決める
- 名称を決める
- カードの外観
- ロゴ制作
- テストプレイを繰り返す
特に苦労したのが、ロゴ制作です。
ロゴ制作は初の試みで、何をどうやればいいのか分からない状態からスタートしました。
考えた案も練り直し練り直し練り直し…を繰り返し、1番苦労したのではないかと感じています。(笑)
福本先生と相談する中で、こういうものを参考にしてみたら?とアドバイスをもらい、自分なりに考えた結果、納得のいくデザインに仕上げることができました。
おわりに
大学生になって初めて自発的に制作をしました。
上記でも言いましたが、自分は「ちょっとでも気になったらとにかく参加しろ」というのをモットーにしていました。
最初のうちは意欲的に行動していましたが、いつの間にか「自分で何かを始めることから逃げる良い口実になっていないか?」と感じるようになりました。
そんな自分を変える良い機会にも感じ、この制作には気合を入れました。
ですが、挫折も多く、ロゴが中々決まらずにずっと机と向かっていたこと・名前も決まらずずっと頭を抱えていたことなど他にも色々と悩むことはたくさんありました。
しかし、いざ出来たというときの達成感はとても印象に残っています。
最初から上手くいかないのは当たり前。大切なのは失敗を積み重ねていき、自分なりにどんどんブラッシュアップしていくこと。
この制作を通してあまり自ら動けずにいた自分は少しでも変えれたと感じています。実際に今回の制作以外にも自分から動き出す機会が多くなりました。
僕と同じ気持ちの人はたくさんいると思います。そんな人に一歩踏み出してみて、と勇気を与えられたら幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!