坂本慧介さんが第1回GCLSプレゼンコンペティションにて「最優秀賞」と「オーディエンス賞」を受賞しました。




当研究室の協働メンバーである坂本慧介さんが「第1回GCLSプレゼンコンペティション-私は研究で社会をこう変える-」にて「最優秀賞」と「オーディエンス賞」を受賞しました。

第1回GCLSプレゼンコンペティション-私は研究で社会をこう変える- の概要

GCLSでは技術と社会をつなぐデザイン人材の育成を目的としたプレゼンコンペティションを開催します。最先端の科学技術を用いて実社会の問題に取り組む若手研究者を見出し、その着眼点・研究内容を表彰することで、最先端技術を用いて社会課題を解決する人材を育成します。また、受賞した若手研究者を継続的にフォローアップ、支援していきます。



テーマ:私は研究で社会をこう変える

日時:2020年9月12日(土) 13:00-16:00

会場:オンライン開催(Zoom webinar)

発表・聴講には事前の申込が必要です。



主催:グローバルクリエイティブリーダーズソサエティ

協賛:公益財団法人 電通育英会




坂本さんの研究発表の概要

発表タイトル:「都市をとかす」ための空き空間情報共有システム「空き地図」の実装

発表者:坂本慧介(株式会社ウイングベース)

抄録:私は博士研究により、都市内に放棄される空き家・空き地の発現メカニズムを明らかにしました。「都市空間の拡大→都市空間の放棄」という負の連鎖を断つには、そうした空き家・空き地のような流動性の低い都市空間を「とかし」、生活の場を求める新たな人々が
「とけた隙間」に入り込めるシステムを構築することが不可欠です。

そして、ICT技術の発達は、血縁・地縁者内に留まりがちな家・土地の情報を、広く世界へ発信し共有することを可能とします。このような技術をもとに、空き地・空き家・空きテナントといった「空き空間」の情報共有システム「空き地図」の実装を行い、産学官の協働を通じて「都市をとかす」ための第一歩を目指します。




坂本さんは2018年に博士論文を執筆され、「都市をつくる」だけでなく「都市をとかす(流動させる)」概念の重要性を提唱されています。




福本研究室では、都市をとかすための社会実装のプロジェクトに複数取り組んでいます。

  • 「社会問題の解決に資する長岡造形大学の学生作品を販売するアンテナショップの社会実装-「都市をとかす」ためのコミュニティ形成拠点の実装-(公立大学法人長岡造形大学: 特別研究費)」
  • 「都市の持続性に寄与する空き空間活用ゲームの開発と評価(公益財団法人中山隼雄科学技術文化財団: 研究助成)」
  • 「「都市をとかす」ための空き空間情報共有システムの実装(株式会社 総合資格: 研究助成)」

これらの社会実装の追い風となる活躍であり、坂本さんの今後の活躍が期待されます。

坂本さんおめでとうございます。



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この記事を書いた人

「コミュニティデザイン」、「都市防災・防災まちづくり」、「教育方法・教材開発」の分野における研究や実社会への適用を行っています。 特に、「災害から地域が自律的に復旧する仕組み」の実現に力を入れて取り組んでいます。

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