後藤 采納さんが卒業論文優秀賞を受賞しました。




後藤 采納さんが2022年2月8日(火)に長岡造形大学円形講義室にて開催された令和3年度長岡造形大学卒業研究発表会において、優秀賞(論文部門最優秀)を受賞しました。

今後の更なる活躍を期待しております。


研究テーマ

人の想いと記憶でまちを創る‐福島県双葉郡楢葉町を対象として‐


研究概要(福本先生の審査コメント)

本研究は東日本大震災発生より10年が経過した楢葉町を舞台に「人と人がつながる仕組みづくり」に没頭した実践研究となります。


後藤さんの驚嘆すべき資質は楢葉町を知る契機となった活動後から通い続け、住民との関係を築きながら楢葉町に移住した行動力にあります。


後藤さんは移住者の視点から、楢葉町を離れた移住者が「楢葉の人」ではなく「離れた人」に認知される変容過程に問題点を見いだしました。

その解決に向けて「人の想いと記憶をかたちにする」コンセプトの模型や語りを通じて来訪者間のつながりが形成される場の実現に取り組みました。


地域の話題はありふれているようで自己アイデンティティそのものを現しています。


人の想いや記憶が地図や模型上に可視化されることで共通の話題に変容し、来訪者間における小さな語りが生まれます。

後藤さんはこの小さな語りによるつながりの積み重ねこそが地域のあたたかさをつくるものと結論づけました。


今後、都市計画・まちづくり分野においてとても重要となる「人口減少時代における地域づくりの在り方」を示した論文だと評価しています。



展示風景








受賞の声

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この1年間や楢葉町に関わってきた3年間とても充実していたし、楽しいこともあった一方、地域と自分と向き合うことが苦しくて、もがきながら必死に頑張ってきたので、優秀賞を頂いてとても嬉しいです。

今まで頑張ってきてとても良かったと思いました。本当にたくさんの人に支えられて感謝する一年間だったので、感謝の気持ちで楢葉町に帰ろうと思います。ありがとうございました。


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この記事を書いた人

おもしろいことや楽しいことに目がない大学生です。そんな性格がこうじて、楽しさをきっかけとした新潟への愛着を高めるゲーミング開発をしています。また地域に対する愛着の形成要因についての研究を進めています。

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