堀川 強さんが優秀修士論文賞を受賞しました。



堀川 強さんが2022年1月29日(火)に長岡造形大学大講義室にて開催された令和3年度長岡造形大学大学院修士研究発表会において、優秀修士論文賞を受賞しました。
今後の更なる活躍を期待しております。

研究テーマ

地域愛着形成の促進方策に関する研究-出身地に対する無関心・否定的な意見を含む居住選好過程に着目して‐

研究概要(福本先生の審査コメント)

本研究は地域愛着形成モデルを理論的枠組みとし、地方都市から大都市へ流出した若年世代の回帰を促進する方策について居住選好過程の解明を通じて論じたものになります。

全7章構成で188頁8万文字を超える文量の記述に加え、従来見過ごされてきた「地域に対する無関心・愛着を有さない者」を対象に含めて居住選考過程を明らかにした点は新規性があり、意義があると認められます。

また、社会調査を通じて、大都市から地方都市に回帰する促進要因として「地域活動の参加を通じたコミュニティ形成」に「良質な人間関係の構築可能性」を見出し、新たな研究仮説を提示した点は今後の研究の発展性が感じられ、更なる研究が期待されます。

なお、堀川さんは本研究の問題を背景にした実践活動や研究成果の発信に尽力しており、学会発表5件、日本デザイン学会第68回春期研究発表大会グッドプレゼンテーション賞を含む受賞3件の実績は評価に値するものであり、今後の研究活動が期待されます。

展示風景



受賞の声

堀川 強

自分の力だけでは到底とることのできなかった賞で大変恐縮しています。

指導頂いた福本先生にお返しができるようまたご助言頂いた渡邉先生、津村先生に胸が張れるよう今後とも精進させて頂きます。

ありがとうございました。