春休みに取り組む課題について
はじめに
津南の歓迎から約5ヶ月の間、様々な取り組みおつかれさまでした。
3月を有意義に過ごすために目標意識を持って日々を過ごして頂ければと思います。
教員としては、課題を提示しますので、4月の第1回目ゼミまでに以下の課題に取り組んでください。
- 課題1 目標設定とその成果の記録(目標管理のトレーニング)
- 課題2 10,000文字書いて伝える(言葉で書くトレーニング)
- 課題3 卒研のレジュメをつくる(整理するトレーニング)
課題が多い!と思った人もいるかもしれませんが、
そのとおりです。相談しないと終わらせるのが大変な量だと思います。
ということで相談するトレーニングも追加しましょう。
- 課題4 自ら候補日を提示して面談日を決める(相談するトレーニング)
上記4つのトレーニングをこなすことで、卒業研究や進路決定の活動はとても楽しいものになるハズです。
みなさまは既に「つくる力」はある程度獲得していると思います。
そんなみなさまが上記トレーニングを終えた後には、社会で無双…もとい活躍できるようになっているでしょう。
また、福本自身は正直申し上げて、みなさまは4月から4年生になりますので、課題に縛られるようなライフスタイルは望んでおりません。
ただ、社会人としては必須のスキルとなりますので、苦もなくサラッとこなして頂きたいなと思います。
授業ではありませんので強制力はないですし、やらないことにより成績が下がったり卒業不可になることもありません。
課題といっても個性が最大限反映される内容になっているので、みなさまの気持ち次第で楽しいものにも苦しいものにもなると思います。
逆に、この課題を見て「自分には全く役に立たなそうだ」と思えばやる必要はありません。
その場合は、卒業研究や進路決定の活動に関して別の問いを立て、福本に相談してください。
課題1 目標設定とその成果の記録
課題1については、以下の手順で実施してください。
- スケジュールのスプレッドシートの「3年生_3月」を開く
- 自分のスペースに3月に達成したい目標を箇条書きで書く(以下は例)
- 就職希望先から内定の獲得
- 卒業研究のレジュメの完成
- 防災トランプ釣り人版の完成
- デザイン学会に論文投稿
- 第1週~4週まで実施したことを目標に対応するように簡潔に記録する
- 個別面接(2次)の実施
- 関連研究を4冊レビュー
- お題4分類×13種類を決定
- 未着手
- 記録前後に福本に相談する(自ら相談してくださいね)
※計画通りできたかどうかも含めて評価には全く関係ありません。
計画して記録することで、取り組みの動機につながればと思います。
課題2 10,000文字書いて伝える
課題2については、10,000文字書ければ何でも構いませんが、どうして良いかわからない人は以下の手順で実施してください。
テーマは「生活空間の記述」「生活行為の記述」「人と人のつながり」「問題の解決体験」等を推奨しておりますが、10,000文字書くことが苦にならないテーマであれば何でもOKです。
10000字課題サンプルは置いておきますが、これに縛られず、自由に書いてください。但し図や写真等は一切用いてはなりません。(ここがこれまでの課題と逆です)
- 書きたいテーマを決める
- 目次を書く
- 目次の見出しごとに手が止まるまで書く(文字数・各見出しの接続は気にしない)
- 各見出しの接続をつなげる小見出しを考える
- 小見出しごとに手が止まるまで書く(文字数は気にしない)
- ここで初めて文字数カウント(文字数を気にする)
- 2500文字未満の場合
目次の見出しが不足しているか各見出しごとにもう少し思いつくまま書く - 2500文字~5000文字の場合
書いてある単語や表現を詳しく説明する。 - 5000文字~7500文字の場合
行動の理由を深堀りしたり、その後の行動への考えを詳しく説明する。 - 10000文字~の場合
読み手に伝わりやすい文章とは何かを考え「目次」「文章」「文章のつながり」を見直す。 - 手が止まったら福本に相談する(自ら相談してくださいね)
課題3 卒研のレジュメをつくる
課題3については、よくある「卒研どんなことやってるの?」という質問に対し、簡潔に迷いなく回答できるようにするための準備です。
卒研テーマは「コミュニティデザイン」「生活の記述」「生活の研究」「生活と空間の関係」など様々選べますが、生涯、説明がついてまわる専門性やバックグラウンドを示す内容になるので進路を踏まえながら決定することをオススメします。以下を参考にご自身なりに実施してください。
- 研究したいテーマを決める(既に決めている人も、改めてゼロから考えてみましょう)
- その研究は「好きをかたちにするもの?」それとも「誰かのこまりごとの役にたつもの?」どちらが近いかを考える
- 「好きをかたちにするに近い」場合
・思う存分かたちにしましょう
・それが何の役に立つのか考えましょう - 「誰かのこまりごとの役に立つ」に近い場合
・具体的な対象とその対象が抱える問題を言葉で表現しましょう
・解決されている状態を定義しましょう
・解決されている状態になるためにはどんなプロジェクトが必要ですか? - レイアウトに収める(テンプレートはこちら)
・背景(動機・興味・関心と社会的なニーズ等)
・目的(社会の役に立つ問い)
・仮説(問いの答え予想)
・方法(答えを確かめる手順)
・結果(やると書ける)
・考察(答えの予想はあっていたか)
・引用文献(正確に)
それでは良い3月をお過ごしください。