でたらめクレープとは
「クレープを題材にしたカードゲーム」です。 たくさんの種類がある具材カードを使って時にはクリエイティブな発想をしたり、時には未知の味への体験を促したりしてクレープの可能性を探ります。ストーリー紹介
クレープには無限の可能性があります。 組み合わせた具材が合わさることでおいしいクレープになるのが本来のクレープの姿です。 そんなクレープ界に「でたらめクレープ」なるものが誕生しました! 薄く焼いた生地の中にどんな具材を入れることができるのかは運次第。 果たしてそれはとんでもない「でたらめ」なクレープが出来上がるのか…?!はたまた奇跡の出会いで不思議な組み合わせの至高のクレープが出来上がるのか…?! 怖いけど食べてみたくなる、そんなクレープ作ってみませんか?でたらめクレープのねらい
ねらいは、食に楽しみを感じることができる、新しい発見ができる、プレイヤー同士でたくさん話をすることができるの3つです。 ①食に楽しみを感じることができる クレープの中身を考えて想像することで食への探求心を刺激します。カードゲームでの楽しいという経験がトリガーになり食事をすること、食に対しての興味、関心を惹くことに繋がります。 ②新しい発見ができる カードをランダムで引くことで普段選ばないような具材に出会うことがあります。新たな出会いを受け入れることで挑戦をし、思いがけない自分自身の姿やクレープの可能性が分かるかもしれません。 ③プレイヤー同士でたくさん話をすることができる 人にはそれぞれ食の好みがあります。食の好みのように分かりやすく簡単な話題であれば、人は話しやすく、話しかけやすいのではないかと考えました。食(クレープ)を題材にすることで会話が生まれ、プレイヤー同士の交流を図ることができます。 このカードゲームを通じて、生活が楽しく豊かになるヒントになったり新たな交流関係がうまれたりすれば、と考えております。セット内容
遊び方
対象年齢
6歳以上 プレイ人数
2人~6人 プレイ時間の目安
1プレイ20分初級編・プレゼンなしバージョン
チーム戦で戦います。「食べたい」「食べたくない」を判定、予想してカードを獲得します。- 準備をしよう プレイヤーの前に具材カード、トッピングカードの表面を伏せてそれぞれ混ぜます。混ぜ終わったらそのままにして置いておきます。判定カードを各プレイヤー一枚ずつ取ります。他の人には自分が持っているカードを見せてはいけません。
- カードをとろう 具材カード、トッピングカードから各プレイヤー4枚とります。 組み合わせは、具材カード2枚・トッピングカード2枚や具材カード3枚・トッピングカード1枚というように合計で4枚であれば組み合わせは自由です。
- 使うカードを選ぼう 持っているカードを見て捨てるカードを1枚決めます。捨てるカードの選び方は、選んだカードを抜くことで他3枚のカードの組み合わせが「食べたい」クレープになるか、「食べたくない」クレープになるかで決めます。捨てたカードは伏せたまま場に戻します。捨てたカードと同じ種類(具材カードかトッピングカード)のカードを1枚取ります。 (カードの表面には皮が1枚のカードと2枚重なっているカードの2種類があります。1枚は1ポイント、2枚は2ポイントになります。)
- チームを決めよう 持っているカードでチーム分けをします。各プレイヤーの持っているカードの中でフルーツの枚数が奇数、偶数で分かれます。フルーツのカードが0枚の場合、奇数のチームに入ります。このとき、チームは公表せず各プレイヤーの胸の内に仕舞います。
- シンキングタイム ジャンケンで勝った人から順番に自分が持っているカードを全員に見えるように置きます。 各プレイヤーはそのカードを見てそのクレープが「食べたい」か「食べたくない」か決め、持っている判定カードを決めている方を下にして見えないように隠します。 ジャンケンで勝った人は、持っているカードで作られるクレープが場にいる全員にとって「食べたい」「食べたくない」かを予想します。全員の反応を見て場にいる人に見えないように判定カードで決めたほうを下して置きます。
- 運命の瞬間 全員で一斉に判定カードを出します。ジャンケンで勝った人が予想した判定をした人が多ければ持っているカードを獲得できます。 これを全員繰り返します。
- チームを発表しよう 4で決めたチームを発表します。チームごとに獲得したカードのポイント数の合計が多いチームが勝ちです。
上級編・プレゼンバージョン
チーム戦で戦います。全員に「食べたい」と思わせるような発想が試されます。- は初級編と同じ。
- は初級編と同じ。
- は初級編と同じ。
- は初級編と同じ。
- プレゼンの時 ジャンケンで勝った人から順番に自分が持っているカードを全員に見えるように置きます。 持っているカードで作られるクレープがいかにおいしいクレープなのかをプレゼンします。 持っている具材カードを使えば調理法は自由です。 例えば、刻む、焼く、炙る、ペーストにする、混ぜる、砕くなどおいしく食べるための工夫をしてもよいです。
- 質問タイム プレゼンをした人以外は質問をすることができます。全員で2回まで質問ができます。プレゼンした人はそれに対して回答をします。
- 判定しよう プレゼンを聞いて「食べたい」か「食べたくない」かを判定します。 判定が全員終わったら、プレゼンをした人以外は一斉に判定カードを出します。 「食べたい」と思った人が多ければカードを獲得できます。 これを全員繰り返します。
- チームを発表しよう 4で決めたチームを発表します。チームごとに獲得したカードのポイントの合計が多いチームが勝ちです。 ・チーム分けで全員が同じチームになる場合 個人戦になります。獲得したポイントの合計が多い人が勝ちです。
実際に作ってみる
ゲームが一通り終わったら実際に作ってみましょう。 どんなクレープが出来上がるのか食べてみなければわからないことがあるかもしれません。制作のきっかけ
大学3年生になり、これまで様々な演習課題をしてきて将来どんな分野に進んだらいいのか分からないなと悩んでいました。自分の将来像よく分からないと思っていた私は、それを具体的に考えるためにまず自分が好きなものについて思いつく限り書き出してみよう!と思い、自分自身について考えてみました。 書き出してみるとこんなことが好きだと分かりました。 ・ごはんを食べること作ることが好き、ひとりもいいけどみんなでできたらもっと良い ・散歩が好き ・人と関わることが好き (一部抜粋) 思い出してみると、私は大学に入学してから今まで何度も友人とテーマを決めた食事会を開いていました。ごはんを食べることも作ることも好きで、そこに色んな人が加わって楽しく食事をする空間が好きだからです。 何度もしてきた食事会の中で一番記憶に残っているのがクレープ会でした。6人くらいで集まってクレープの生地と具材を用意してそれぞれ好きに作るというものです。 その経験から発展させて、楽しく食事をするにはどうすればよいかを軸に自分自身の好きなことを伝えるにはどうしたらよいかを考えたのがきっかけです。制作のプロセス
- クレープ会をする
- 「クレープピクニック」をする 福本研究室の所属3年生で「クレープピクニック」というクレープ会+ピクニックというものもやってみることにしました。
- 「クレープピクニック」でカードを使ったゲームを提案する クレープを作ることが更に楽しくなる要素を加えたいと思い、カードのお題に沿ったクレープを作ってクイズにするというようなゲームを提案し、実践しました。
- 「クレープピクニック」の振り返りをする
- 振り返りから「カードゲーム」と「クレープを作る」ことが合わさったゲームを考える →テストプレイをしてみる
- テストプレイから修正を加える
- ルールと名前、試作品を作る
- 試作品から修正を加えてカードのデザインを決める
- パッケージ等の試作品を作る