空き空間活用すごろく「地方都市のサステナ」
[memo title=”概要”]
「地方都市のサステナ」はターン制のボードゲームで、サイコロを振り、タイルを配置し、持ちコマ(人)を使い様々なコインを獲得して「空き空間」をつくらないように地方都市を持続させるゲームです。
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はじめる前の準備
真ん中に「大都市圏」のタイルを配置し、プレイヤー人数に応じて(2人~6人、例は3人プレイ)スタート地点となる「地方都市」のタイルを「大都市圏」に隣接して配置します。
プレイヤー1人につき持ちコマ(人)を5人配ります。
ジャンケンで勝った人から時計回りの順番でプレイをしていきます。
ゲームの手順
プレイヤーは自分の番になったら以下の手順で進めます。
- サイコロを1回振り、出た目に応じてタイル(1:アパート,2:公民館,3:学校,4:露店,5:田畑,6:山林)を獲得します。
- 獲得したタイルは自身の地方都市タイルに接続するように配置します。
- 持ちコマをタイルに配置します。
- チャンスカードを獲得している場合はカードの使用を宣言するか決めます。
- サイコロを1回振り、出た目に応じたタイル(1:アパート・戸建て,2:公民館・市役所,3:学校・大学,4:露店・商店,5:田畑・果樹園,6:山林・里山)が配置されており、かつ持ちコマが配置されている場合、タイル1枚につきコインを1枚獲得します。
ただし、以下のような条件があります。
- 1つのタイルには1つの持ちコマしか配置できません。
- 人を配置していないタイルには「空きチップ」をタイルの上に配置します。配置していないターンが1ターンの場合は「空きチップ①」を、2ターンの場合は「空きチップ②」を配置します。人が新たに配置された場合は「空きチップ」を取り除くことができます。
- 3ターン人を配置していないタイルは「空き空間」に変化します。空き空間に変化すると人を配置することができず、コインも獲得できません。
- 3枚連続同じタイル(1:アパート,2:公民館,3:学校,4:露店,5:田畑,6:山林)が配置された場合、タイルが(1:戸建て,2:市役所,3:大学,4:商店,5:果樹園,6:里山)に変化し、チャンスカードを1枚獲得できます。また、人を配置した場合の獲得コイン数が2倍に増えます。他プレイヤーとの連結もカウントされます。
- 7ターン目からプレイヤーは各ターンの開始時に持ちコマを1人大都市圏に置きます(大都市圏への流出が始まります)。ただし、持ちコマが2人の場合はそれ以上は減りません。
- 11ターン目からプレイヤーは新たにタイルを獲得することができません。代わりに毎ターンチャンスカードを1枚獲得できます。プレイは手順3から開始します。
ゲームの手順イメージ
[memo title=”勝利・敗北条件”]
- 15ターン 空き空間を3タイル未満に抑え都市を持続させることで勝利となります。
- 空き空間が3タイル以上になるとそのプレイヤーはゲームオーバーとなります。
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開発拡大期(1~6ターン目)
持ちコマ(人)が十分に存在し、地方都市が大きくなるためのパネルを獲得するために振るサイコロや配置を考えることにワクワクする。
(地方都市がつくられていく楽しさを実感する)
人口流出期(7~10ターン目)
できあがってきた地方都市からどんどん大都市圏に人が奪われていく…一方で都市の拡大は止まらない。
あちこちで空き空間が生まれ始めてその対処に追われ忙しさを感じる。
(人口流出による都市の維持に対する難しさを実感する)
衰退期(11~15ターン目)
空き空間がかなり出始めており、自作した愛着のある地方都市が衰退していることを感じる。
チャンスカードで人が増える体験をすると、感謝の気持ちが芽生え、人口が減る地域の住人の気持ちとしての「人が来てくれることの嬉しさ」に共感する。
以下の空き空間リテラシーの要素に対し、
- 空き空間を身近な問題として捉える(効果が期待される)
- 空き空間の活用方法を考える習慣をもつ(効果が期待される)
- 空き空間の活用に不可欠な人と人とのつながりを理解する(効果が期待される)
- 空き空間の活用事例を知る
- 空き空間の活用を実践する