神奈川県内の新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)マップ

神奈川県内の新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 感染者数マップ

神奈川県県内における新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 感染者数を集計・表示するカラムマップを作成しました。

結果については神奈川県及び神奈川県主要自治体が配信しているデータを基にしています。


最新版のマップについては下記リンクよりご覧ください。





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掲載内容について

神奈川県で公開されている感染者の情報が多く蓄積されてきましたが、
できるだけ神奈川県民として知りたい情報に集約できるよう

  • 市町村別のカラムマップで図示(推計値含む)
  • 男女比率
  • 年齢別
  • 新規感染者数
  • 累積感染者数
  • 濃厚接触者比率
  • 海外渡航歴比率
  • 症状別感染者数(無症状、軽症、重症等)
  • 自覚症状別人数割合(発熱、倦怠感、咳、鼻水等の自覚症状)

等のグラフを掲載しています。




出典元のデータについては1日~3日おきに更新されているようです。



掲載内容について

以下、私は医療従事者ではありませんが、作成したグラフを見て思ったことを少し書きます。



まず、4月6日時点では、ニュースでよく報道されている「8割が軽症、2割が重症」という割合は神奈川県においても概ね当てはまっていました。



 
内訳は

  • 無症状(6.5%) と 軽症(67.5%)は合わせて「74.0%」
  • 中等症(1.6%)、重症(16.3%)及び死亡(2.0%)と合わせて「19.9%」
  • 未記載・不明(6.1%)

となっていました。




また、感染者の自覚症状(報告書に基づき集計)は、

  • 発熱(64.6%)
  • 咳(35.0%)
  • 倦怠感(30.1%)
  • 高熱(24.8%)
  • 肺炎(17.5%)
  • 喉の痛みや違和感(13.0%)

が10%を越える自覚症状となっていました。




ニュースで話題となっていた「味覚異常(5.7%)」や「嗅覚異常(5.7%)」はそれぞれ少ない比率でした。



日本耳鼻咽喉科学会の声明としても

「嗅覚や味覚の障害はインフルエンザや一般の「かぜ」でも生じることがあり、必ずしも新型コロナウイルスだけが原因ではありません。また、新型コロナウイルス感染症による嗅覚や味覚の障害は自然に治ることが多く、特効薬もありません。」

と出されていることから、味覚異常・嗅覚異常に極端に怯える必要はなさそうです。



 
このように公開されているデータに基づいて考えられる重要な行動は、やはり「外に出歩かずに家で待機し、体調を整える」ことが大切だと思いました。



理由としては、

  • 「19.9%の重症化患者」になると、とてもしんどいので自分がならないようにするため
  • 他者に感染させないことで「19.9%の重症化患者」の絶対数を増やさないため

が真っ先に挙げられ、イメージしやすいのではないかと思います。




ここで注意したいのは、発熱はおろか鼻水や咳すらない「無症状(6.5%) 」の感染者が存在することです。

自身の体調が元気で問題なくても、他者に感染させる可能性があることを示す根拠だと考えます。



つまり、

「無症状の感染者にさえなるべきではないし、現在、自身がそうである可能性もあるため、出歩かず待機する」

ということが大切になるのだと思います。





そして、

  • 「医師や看護師に感染させない」

がとても重要であると思います。

感染した医療従事者は医療行為ができなくなる他、勤務先の外来や病棟閉鎖等の可能性も高まります。



 

仮にこのまま、感染者数がアメリカ、イタリア、スペインのように増えていった場合、病床数はおろか、治療が必要な他の病気の患者さんが適切な治療を受けられなくなる可能性もあります。




このような状況を予防することができれば、「19.9%の重症化患者」に適切な治療を施すことに専念することが可能となり救命可能性を高めることができると考えられます。




まとめると、

  • 自分が重症化患者にならない
  • 重症化患者を増やさない
  • 医療従事者に感染させない
  • 重症化患者の治療に専念できる環境をつくる
  • 治療が必要な他の病気の患者さんの治療に専念できる環境をつくる

ためにも、

「外に出歩かずに家で待機し、体調を整える」ことに協力することが大切だと思います。



ついでに付け加えると、「人前ではマスクをはずさない」「人前で食事するときは話さない」「手洗い・消毒をして、モノに触れた手で顔を触らない」あたりも実行すると効果がありそうなことだと思います。

こんなこと書いたので、自分も家族に伝えしっかり取り組みたいと思います。



 
今後も神奈川県から公表されたデータは迅速に集約し公開するよう尽力します。

日々の生活で確認していただき、予防行動にお役立ていただければと思います。




改善箇所も多数ありますが、できることを少しずつ取り組んでいきたいと思います。



掲載しているデータについて

Special Thanks

MD Ayako Hamada
Ayumi Oka
Tsuyoshi Horikawa
Kakeru Nakajima
神奈川わかものシンクタンク
Fumihiko Koyama
Taichi Furuhashi
Nobusuke Iwasaki

Credit

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この記事を書いた人

「コミュニティデザイン」、「都市防災・防災まちづくり」、「教育方法・教材開発」の分野における研究や実社会への適用を行っています。 特に、「災害から地域が自律的に復旧する仕組み」の実現に力を入れて取り組んでいます。

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