ホーム社会実装社会起業 学生起業家の起業までの道のり ~判子作成&登記完了編~ 2019/12/10 2020/04/27 こんにちは、TSUYOSHIです。 今回は起業までの道のり、判子作成&登記完了編です。 鍵も頂き、オフィスの準備が完了し、次は会社を立ち上げ、運営していく上で重要な書類に必ず必要な会社印の準備です。 市販の会社印の価格をネットで調べると、値が張るものばかりでした。 金欠大学生には痛い出費です。 ここでふと思いたのが 自作すれば安く済むのではないか? ということです。 ものは試し…ということで、早速、会社印の制作に必須アイテムと考えられる「彫刻刀」と「素材となる石」を購入しました。(費用は合計1,000円くらいでした。) 基礎造万年C組(美術大学における基礎的な制作技術に関する授業の成績評価が底辺)の私ですが節約のために挑戦してみるしかありません。 しかし、これが成功すれば、大幅な経費カットとなり、図書館で読んだ企業本の諸費用の記録を塗り替えることが可能となります。 まずは肩慣らしをするために、とりあえず簡単な「NID」(長岡造形大学の略称)を彫ってみることにしました。 道具を持ち、愛用している白い手袋(手汗に関する汚れ防止対策)をして集中力を高めます・・・・! さぁ、長岡造形大学の学生らしく創作意欲(だけは)MAXになったところで、いざチャレンジ!!! もくもくと掘り続けます。 ハンコが小さいのでとても繊細な作業です。 なかなかの堅さでした…。 大激闘の末できあがったのがこちら・・・ とんでもなくボロボロのクオリティです・・・。 指導教員の福本先生から、 福本先生 研究を進める上で客観性や再現性に配慮することはとても大切です。 と助言を頂くことがしばしばあるのですが、 TSUYOSHIに造形力がないことを客観的に再確認しました。 再現性に関しては「クオリティの低さ」においては担保できそうですが、同じものは至高の作品と比べて違った意味で再現が難しそうです・・・。 一応押してみたのですがNが逆でした・・・。 それでも一生懸命創ったもの、せっかくですので額縁に入れてオフィスに飾ろうと思います。 近所の子どもたちからは 「消しゴムはんことかやったことないのかな」とか 「ためしにつくったやつだから失敗してもいいんだよ」とか 心配とフォローを頂く結果になってしまい、試作品の段階で「自作には限界がある」と迅速に判断し、会社印はインターネットで一番安かったものをポチっと買ってしまいました。 さすが既製品はしっかり彫れています。判子が真っ二つに割れるまで使い古してやろうと思います。 起業予定日 オフィスの改善、警告看板づくり、自作会社印作成に失敗など様々なことがありましたが予定していた起業申請予定日になりました。 必要な書類をそろえ準備は万端さっそく法務局内に入り、担当官らしき人に起業申請書類を手渡そうとしたとき、職員の方からこういった返事をいただきました。 ガチで? 痛恨のミスです。 起業申請場所を間違えてしまいました。 この日を目指して頑張ってきたのに出鼻をくじかれてしまいました。 現在は新潟県の起業に関する書類はすべて新潟市の法務局で取り扱っているとのこと。 長岡の法務局から新潟の法務局まで車で1時間30分以上かかる距離です。 そして実は4時間後には大学の授業が控えていたのです。 移動時間に登記申請書類のチェックも含めると絶対に授業に間に合わない状態になってしまいました。 ここで自分の中の天使と悪魔が葛藤を始めます。 とりあえずちかくにあった公園で新潟市へ行くか行かないか考えることに・・・ まわりを見渡すとかわいらしい犬がいたので 新潟へ行くか行かないか眺めて考えました。 きれいな花を愛でながら考え・・・ お花の手入れをしている人をよそに考え・・・ 考えに考え・・・ 疲れたので休憩をはさみました。 そうこうしているうちに結局授業の時間に・・・ 時は流れ・・・ 結局予定日に登記できませんでした。 ですが翌日・・・気を取り直して新潟の法務局へ 無事登記完了しました。 起業までの道のりは険しいモノでしたがそのぶん完遂すると爽快な気分です。 今後もこちらのブログで会社についてや、自身が取り組む丁寧な奇行をお送りさせていただきますのでご愛顧の程よろしくお願いします。