はじめに
はじめまして、建築環境デザイン学科の三年生であり、福本研究室に所属している横井公亮と言います。
よろしくお願いします。
今年ももう終わり差し掛かり、十二月を迎えました。
この時期は受験を控えた高校生にとって本当に悩む時期だと思います。
私自身も当時かなり受験のことで悩んでいたことを思い出します。今回はその悩みの少しでも解消できるように、課題制作の勉強について話していきたいと思います。
建築系の受験では課題制作というものがあり、私の場合は1年前の12月頃から対策の勉強をしていました。
今も建築系で課題制作がある受験を考えている人は頭を抱えてしまっているのではないかと思います。
私が受験した際の入試の課題制作をおおまかに説明すると、あるテーマに沿ったものをA3判のケント紙・コピー用紙を材料に、カッター・ハサミ・ホッチキス・のりなどで加工して作成するという内容です。
具体的にはオープンキャンパス等で過去問や過去の参考作品が公開されているので情報を収集すると少し傾向を読み解くことができるかもしれません。
しかし、課題はそのテーマが受験当日に初めて発表されるため、とても難しく感じ、動揺します。
本ブログではテーマが当日に発表される課題制作をどのようにして勉強していけばいいのかという事について話していきたいと思います。
用いる形を予め決めておく
課題制作の勉強法はいくつかあるのですが、紹介するのは「用いる形を予め決めた上でテーマに合わせていく」という方法です。
実物を見た方がわかりやすいため、私が作成したものをいくつかご紹介します。
どちらも似たような形状をしていることが見てわかると思います。
これらは下図の二つのつのパーツのみで構成されています。
コピー用紙を丸めたものと、コピー用紙を細く切ったものです。
この二つのパーツのみに限定し、それらを自分で設定したテーマで何回も作ってみるというものです。
予めある程度の形を作成しておくことで、突飛なテーマであっても、作り始めることができ、何回も勉強することで臨機応変さも磨くことができます。
この課題で重要なのは時間内に完成させることです。
私の受けた代でもテーマの突飛さから完成に至っていない人がちらほら見受けられました。
この勉強によって予め形をある程度まで決めることで、まず完成には繋げることができます。
自分が使っていく形が決まったら次に私はその形から連想されるものを上げていきました。
これをすることでテーマの結びつきに取りかかりやすくなります。
私の試験ではテーマが「ある建築物を象徴するオブジェクト」でした。
この時私は建築物を保育園に設定しました。
私の使用していた形から連想していたいくつかの中に「鳥の巣」というワードがあったためです。
私は小鳥を育む巣穴と子供を育む保育園を繋げこの課題を作成しました。
形から連想できるものを予め上げておくことで、テーマとの結びつきやすさを上げることができると考えています。
今回の流れとしては一つ目に、予めある程度の形を決めておくことです。
立方体、蛇腹、折半構造など、どんなものでも大丈夫だと思います。
次にその形から連想する言葉を多く見つけ、テーマと結びつけやすくします。
この二つを行うことでアドリブ任せではなくしっかりと積み重ねた力を発揮することができると思います。
最後に
今回私の課題制作の勉強法について書きましたが、もちろんこれが対策の全てではありません。
他にもこの課題への向き合い方は多くあると思います。
しかし、この課題は予め取り組んでいた量がかなり顕著に出る課題だということは大きく実感しています。
そのため、今回のこの勉強法がその足がかりになればと思い書かせていただきました。
受験生は是非頑張ってください。
他の方でも、課題への向き合い方という面などで役立てて頂ければ幸いです。
読んでいただきありがとうございました。