仏教と私の実家(寺院)紹介

はじめに

はじめまして、福本研究室所属の十時玄伍です。

みなさん、突然ですが、宗教に興味はありますか?
※怪しい勧誘ではありません(笑)

授業でも習ったことのある、キリスト教・イスラム教・仏教などの三大宗教の他にも世界中には本当に多くの宗教が存在しています。
とりわけ日本では仏教・神道が幅広く認知され、私達の生活に浸透しています。

今回は私の実家が寺院ということもあり、少しでも仏教について興味を持ってもらえる様に、ライトに書いていこうと思います。


仏教とは


木造釈迦如来像(国宝館)
©飛鳥園


仏教とは呼んで字の如く、「仏の教え」です。

では「仏」とは誰?…

開祖である釈迦の事なんです!

釈迦(ゴータマ・シッダッタ)は、元々インドのシャカ族の王子として生まれますが、宮殿外の老人や病人・死人を目にし、「世間はこんなにも苦しいのか」と大きなショックを受けます。そんな世でも清く生きる1人の沙門(修行者)に出会い、29歳で出家を決意します。苦しい修行を乗り越え35歳の時に悟りを開きました。その考えや教えが広まり、今の仏教ができていったのです。

そんな釈迦ですが、尊称として弟子たちにブッダ(目覚めた人、真理を悟った人)と呼ばれていました。
漢字に直した際「ブッダ」は「仏陀」となり略称され「仏」となったのです。

つまり
「釈迦」=「ブッダ」=「仏陀」=「仏」
の教えで「仏教」
になります。


人生と仏教(宗教)


そもそも、宗教の選択や考え方は個人の自由です。

日本の宗教観は、世界から見ると少し異質に捉えられる側面があります。

というのも、日本には「八百万の神(やおよろずのかみ)」と呼ばれるように、日本人の宗教に関する歴史には数えきれないほどの神がいると考えられています。他宗教で唯一神であっても、数いる内の一柱だと考えられています。

実際に、宗教的思想から生まれた行事や慣習が、日本には宗教の垣根を越えて多く定着しています。
人生と仏教の点から考えてみると、先祖を敬う気持ちを持ったり、死別→葬式→火葬→納骨→墓参りという流れを体験したことがあると思います。

  • クリスマス(キリスト教系)
  • 大晦日(仏教系)
  • お盆(仏教系)
  • 初詣(神道系)
  • 天皇誕生日(神道系)
  • 葬式(仏教系)
  • 結婚(教会、寺社)


私の実家紹介


照曜山「光源寺」(真宗大谷派)


福岡県南部のほうにある小さな町にあるお寺です。


照曜山「光源寺」(真宗大谷派)②


柳川藩藩主・立花宗成公に仕えたご先祖祐閑により慶長18年(1613)に建立。
今年で406年になります。(2度の大火に遭いながらも門信徒一丸となり再建されました。)

参道を通り、山門をくぐると目の前に本堂が見えます。
境内には鐘楼と納骨堂、小ぶりながら手入れされた枝垂桜があります。春には花を咲かせ季節を感じさせてくれます。


おわりに

仏教や宗教のことを少しですが書かせて貰いました。
(同宗教でも派や国によって教えや定義に差異がありますので、ご理解の程よろしくお願いします。)


私自身の研究のテーマとしては、「地域における新しい寺院の在り方」、「寺院と防災」などを想定しています。
早急に軸を定め、リサーチを進めていきたいと思います。